フリースクールとは
自由な形の学びの場
「フリースクール」は、学校にうまく馴染めなかった子どもたちが学校以外で学んだり友達と過ごしたりできる教育の場です。文部科学省の2015年の調査によると、日本では400ヵ所以上のフリースクールが確認されています。
不登校の子供たちが主な対象ですが、学習障害や発達障害のある人などを支援する施設もあります。
多種多様な運営規模・形態、活動内容
フリースクールは公的な機関ではなく、NPO法人や民間企業、有志の個人によって運営されています。そのため、規模や形態、活動内容は多種多様といった状況です。
そのような背景から、一般の学校制度とは異なり、決まった枠組みやカリキュラムに縛られずにそれぞれの生徒が自らの興味や能力に応じた学びを追求します。
また、社会とのつながりを深めたり、経験を積むことを目的に、校外学習などのアクティビティやイベントを行う施設も多くあります。
一人ひとりに合わせたサポートが受けられる
花鶏学苑では、一人ひとりの生徒が自分自身の価値を理解し、それを最大限に伸ばすことができるフリースクールを目指しています。
そのため、カウンセリングの資格を持つスタッフが一人ひとりの悩みや思いをヒアリングして、各生徒に見合ったカリキュラムを作成します。
小中学生向けのフリースクール
小中学生向けのフリースクールは、既存の学校に在籍したままフリースクールへ入学します。
お子さまはフリースクールに通い、本人の興味関心、個性や能力に応じた学びを深めていきます。
フリースクールでの学習が「出席扱い」になるかは
在籍校の校長先生の判断
フリースクールを検討している、保護者さまの多くが気にされている問題に「フリースクール出席の扱い」があります。
令和元年に文部科学省が「不登校児童生徒への支援の在り方について」という通知を発行しました。特に、別記の出欠の取扱いに関する文書の中で、学校外の施設での指導を出席扱いにするかの要件が提示されました。
- 「出席扱い」の可否は在籍校の校長先生が最終判断する。
判断基準
- 施設と保護者、在籍校と情報連携できているか
- 在籍しているフリースクールの適切性
- 学習の計画や内容、対面指導などの要件を満たしているか
高校生向けのフリースクール
高校生を対象としたフリースクールは多くはありません。なぜかというと、全日制高校と定時制高校は休み続けると退学または留年の対象となり、「不登校であり続ける」ということが難しいためです。
そのため、通信制高校に通う生徒のための学習サポートを行う「サポート校」と呼ばれる形態のスクールが多くを占めています。
花鶏学苑は、自分らしさを見つけ
高卒資格取得を目指すフリースクール
花鶏学苑は、一般社団法人花鶏学苑が運営しているフリースクールです。平均10名前後が在籍する比較的小規模であるため、一人ひとりに寄り添ったサポートが強みです。
同じ悩みを持つ仲間たちとの交流や、カウンセラーとの対話を通しての「居場所づくり」本人の「やりたいこと」を尊重したカリキュラム、基礎教育課程(小学校・中学校)の学び直しサポート、高卒資格取得のための学習サポートなど、社会へと羽ばたく子どもたちのサポートを行っています。
地域との密な連携が強みの中等部
中等部は教育委員会、在籍校との密な連携を図り、生徒一人ひとりの悩み、それぞれが抱える問題に寄り添いサポートします。
学び直しを後押しする各種教材、社会性を育てる各種カリキュラムを通し、「居場所づくり」「様々な学び」を得る事ができます。
また、高卒資格取得を目指せる高等部も設置しているので、居心地のいい環境のままステップアップすることができます。
充実したサポートのもと、高卒資格取得が目指せる高等部
花鶏学苑高等部は通信制高校の第一学院高等学校と提携しています。通信制高校の単位修得のための学習サポートを行い、高卒資格取得を目指します。
なお、第一学院高等学校への同時入学が前提となっており、他の通信制高校のサポートは行っておりません。
その理由は、提携通信制高校である第一学院高等学校と密に連携を行い、一人ひとりのサポートレベルを引き上げるためです。
他のフリースクールでは、通う通信制高校に制限がないケースもあるようですが、学校によってカリキュラム等が様々です。花鶏学苑高等部は第一学院高等学校の在籍生に限定することで、同校との密な連携によるシームレスな学習支援が強みです。
8年連続進学就職率100%
進路面も第一学院高等学校のキャリアサポートを受けられるため、進学・就職のサポートもバッチリ。進学後もサポートを受けることが可能です。
参考情報
「不登校児童生徒への支援の在り方について(通知)」令和元年10月25日
https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/seitoshidou/1422155.htm
義務教育段階の不登校児童生徒が学校外の公的機関や民間施設において相談・指導を受けている場合の指導要録上の出欠の取扱いについて
https://www.mext.go.jp/content/1422155_001.pdf
小・中学校に通っていない義務教育段階の子供が通う民間の団体・施設に関する調査の結果(概要)
https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/tyousa/__icsFiles/afieldfile/2015/08/05/1360614_01.pdf